爆弾低気圧の中鳥取へ(鳥取)

1月24日、夕飯を食べているとTELあり!

「ホームページをみたんですけど、いまからヨーイドンで久喜へ向かって、荷物を引き取って、そのまま鳥取へ行ったら、明日の朝9時に着きますか?」との事。

雪の季節でなければ「楽勝!」なんですが、雪も雪、爆弾低気圧が通過中ではないですか!

「何とかします!」とは言ったものの、内心不安でいっぱいでした。

久喜で荷物を受け取って、久喜ICを入ったのが21時30分。さあ、いけるだけ行くぞ!

首都高は順調、4号線を下って中央高速へ行くか、3号線を下って東名へ行くか考えながら走っていると、「3号下り線で渋滞」の情報。これで選択肢がなくなりました。中央環状線が延伸したので4号線へはあっという間に入れます。

中央高速はいたって順調そのもの。普段は養老パーキングで1回目の給油ですが、今日は飛ばしすぎて、小牧ジャンクションの手前で給油ストップ。ウインドウォッシャー液が凍ったらしくでてこないので、トイレでペットボトルに水を汲み、暖房のよく当たるところへ置いておいた。後で水があったまったら、ウォッシャータンクへいれよう。

小牧ジャンクションから東名へ入るとすぐに渋滞! 関が原で雪が降っているらしい。
「吹田まで2時間以上」の表示に、「ここでこんなに降っているんじゃ、朝9時着は不可能だな。どうやって謝ろうか…」と悲しくなってきた。

吹田ジャンクションまで、2時間弱でたどりついたものの、そこには「中国道チェーン規制」の表示。スタッドレスははいているものの、時間とスピードの戦いは不利の一言。

福崎ICまでは順調。福崎ICで一度出口に誘導されてタイヤのチェック! OKを確認されて再び本線へ。そこからは視界も路面も「真っ白!」スピードはがんばって80Km/h。

山崎ICで降りるか作用ICで降りるか悩んだ結果、大阪の赤帽仲間が言っていた「作用ICからのほうが峠越えが楽だよ」のひとことを信じて作用ICまで行きました。

作用ICを出たのが6時半。残りの距離が70Km強。雪がなければ楽勝でも雪の峠越えで間に合うか?!
雪道の一般道でがんばって40Km/hが精一杯。その上、前にはチェーンの14トン車がのろのろ運転。万事休す! 一度ぬるま湯ペットボトルのおかげで出るようになったウォッシャー液がまたでなくなった。外の温度表示を見ると「マイナス6度」凍るわけだ。

しかし天は我を見放さなかった! 最初のトンネルの中で、前ののろのろのトラックが「先に行け!」の合図。「助かった!」

めったに走ることのできない新雪の上をどんどん走って………

現地到着! 

到着時刻、8時45分!  やったー!


赤帽にお盆休みはない…(都内各所)

東京都中央区(東京/中央)で夕方積み込み。そのまま東京都品川区(東京/品川)の阪急デパートまで配送。
ここのところ涼しい日が続くので、冷凍車の冷えもよくて、グー。

8時は荷卸しして、その後すぐに埼玉県越谷市(埼玉/越谷)まで取って返して、9時半に普通の赤帽車に乗り換えて荷積み。そのまま東京都世田谷区(東京/世田谷)の高島屋デパートまで直行。

お盆休みが終わるのであっちもこっちも改装工事なのかな?

お盆の花真っ盛り(加須・伊勢崎)

巷はお盆休みで浮かれているが、お盆の花の配送で結構忙しくさせていただいている。
昨日は、加須の市場で積んでさいたま市へ。
その後もう一度加須の市場へ引き返して新たに積み込んで、今度は伊勢崎市へ。

今日は、2トン車にお盆の花を満載して、さいたま市で2件周り。

ありがたや

怖い話…(碓氷峠)

夕方積みの翌朝9時に富山降ろしの仕事が入りました。


片道だけ高速代をいただけるということで交渉成立したので、行きは夜の下道を走って、帰りに高速を使うことにしました。

国道17号から18号へ入って、碓氷峠にさしかかったころちょうど深夜0時となり、一番眠い時間となりました。

それほどあわてる旅でもなし、峠のてっぺんまで眠気をこらえて走って、路肩に止めて一眠りしました。


時々すぐそばを走りぬけるトラックのエンジン音を聞きながら、1時間ほどウトウトしたでしょうか。

買っておいた缶コーヒーを飲んで、再出発しました。


てっぺんで眠ったので、あとは下るだけです。

一眠りしてすっきりした頭に夏の夜風が涼しく、快適に走っていると…。


ヘッドライトの先に人が歩いているのです。紫のボディコンにミニスカートを着た女の人の後姿。肩にかかるかかからないかのショートヘア。右手の指を立てて車道側に出し、道路の左側を歩いているのです。


私も男の端くれ。「乗せてやってもいいなぁ」と思いました。

どうせ水商売の女の子がタクシー拾い損ねて歩いているんだろう。軽井沢の市街地まであと数キロ。
ちょっとの間だけだろうけど、若い女の子と話しながら走るのも悪くない。


ブレーキに足をのせ、女の子の少し前で止まるようにスピードをゆるめて、女の子を追い抜きながら左のサイドミラーの中に映った女の子の顔を見て…


「!」


顔が、「!」どう見ても70過ぎのお婆さんなのです。シワシワの!


スケベ根性が一瞬でどこかへとんでいきました。


ここまでスピードを落としてしまったからには、止まろうか、それとも…。


一瞬の間に、頭がぐるぐる回りました。


「ちょっと待てよ!」

峠越えの一本道。あのばあさんはどこから歩いてきたの?

手ぶらで歩いて峠を越えてきたわけないし、山の中に飲み屋があるわけないし。


背筋に走った寒気を振り切るようにアクセルを踏みました。

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なんてん丸
1993年に個人事業主として開業後、2003年に有限会社化。

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